4.インプレッサダンパー開発
 (GC8、GDB)



GC8の時代

1998
〜2000年
1998年ジムカーナA車両はエボVからエボWへの過渡期であった。
しかし半数のドライバーはエボVにとどまっており、なかなかエボW1色とはならなかった。

エボVに比べてホイールベースも長く、車重のあるエボWはタイム的になかなかエボVを超えてこなかったのだ。
TTでもトオル氏はエボWを2年かかってセッテイングしてきたが、やはりエボVにはかなわない。そこで注目されたのがインプレッサGC8のその年新発売となるバージョン5だった。
エボVと車重もホイールベースも変わらないGC8でどこまで戦えるか。
関東地区戦にまだ少数派だったインプレッサを投入した。

低速トルクはエボにはかなわない。
ただ走り出してしまえば、するするとリアの出るインプレッサ特有のコーナリング特性はパイロンコースには向いていた。

ただダンパーセッティングにトラクションを求めるとターンではランサーに比べて圧倒的にハネやしゃくりが起こりやすかった。横っとびしすぎて脱出ラインに頭の向かない車両もいるほどだ。
このシャクリのストレスを解決していく方向でダンパーのセッティングが始まった。

この頃はN1ダンパーもアペックス社でラインナップされたばかり。
製品も今思うとまだヨチヨチと未熟であり、メタルのガタもすぐ起きて、それがインプレッサのリアのシャクリを助長する。
メタルの改善を急いでもらうのと同時にガス圧、フルードの改善など思考錯誤した。
もちろん減衰力も何種類も
シリーズ後半にはタイヤがグリップしてきてもシャクリの起きづらいダンパーが出来上がった。

2000年にはGC8バージョン6に乗り換えた。
足回りのポテンシャルはもう完成形。
しかしこの頃にはランサーはエボ5、6と進化を重ねており、その爆発的な低速トルクはもうホイールベースなど気にしないだけの力を備えていた。
低速の無いインプレッサGC8....サイドターンの度に遅れていくジムカーナ競技の無念さ。
この年いっぱいでGC8は降りる事となる。


しかし、シャクらないダンパーの仕様はそのままミニサーキットにも反映させることができた。無駄な動きに翻弄されづらいためサーキット走行でタイムが出るのである。しかも町乗りも乗り易い。

ジムカーナではGC8は減少の一途をたどったが、お客様のGC8はどんどん増えて行った。
そしてインプレッサによるジムカーナのミニサーキット部隊までTTに誕生する運びとなった。
GDBの時代
2002年〜
GC8からGDBとなり、インプレッサは以前の軽快なボディを失った。
その代わり電子制御系のセンターデフは格段と進歩している。

しかし一般的に足のしゃくりは健在(^0^;;!

GTecダンパーはGC8の経験が生きており、TTのダンパーはしゃくりづらい。
むしろGC8の頃よりセンターデフの進歩のおかげでコーナー進入での回頭性はあがっているようである。

適正は
フロント12K
リア8K
リアにヘルパースプリングは使わない
するする曲がるダンパー

である。